Hanae Mori manuscrit 2016 SSを観て

ランウェイウォーキング指導者のスワエリーです

ハナエモリマニュスクリ 2016SS

コレクションのランウェイを観せていただきました。

テーマはGreat Lakes  五大湖

透明感の中に深みがあり

素材使いがみごとなコレクションでした。

 

透明な水がゆらゆら漂っている静けさ、
夕焼けを映しているゆらめく湖面
湖の深いところから見たわずかな太陽の光、
水面を通る爽やかな風
森を歩いてきて、突然目の前が開けて、湖が見えた時の空気の香り、
さざ波が繰り返すサラサラとした音
を感じられた作品たちでした。

 

むむむ、歩くモデルにはレベルの高い表現が求められます!

さらに、春夏コレクションということもあり、
柔らかく繊細な素材ばかりでしたので、
秋冬コレクションに比べると、モデルのウォーキング技術は丸見えですね。

 

ここからは「日頃気になっていること」

骨盤を前に出しすぎて、
バランスを取るために

頭まで前に出てしまっているモデルがいます。

 

この場合上半身の使い方が自由ではなくなってしまうために
洋服への風の入り方が「イマイチ」となってしまいます。

当然、腕や肩甲骨も自由ではないので(固めて身体全体を安定しようとしている)
洋服の本来持つ「ゆらぎ」が見えてきません。

残念

 

インナーユニットを鍛えて、

四肢を自由に使えるようにする

トレーニングが必要ですね。

 

モデルは基本的に

無難に歩くことばかりに気が入っているようですが、
もっとコレクションの意味を考え、

それらを踏まえたところで

「ステージに居る」ことを
できるようにしましょう。

 

「ステージに居られる」こととは、

まず会場の雰囲気に負けない!
思いの外お客様が多かった、
ライトが強く、リハーサルで見えていた階差が見えない!
リズムが合わない、
前の人の歩きが早い!
などなど

ステージ上は

自分だけの小さなハプニングだらけです。

 

そこで動揺することなく、

落ち着いて

洋服を一番きれいに魅せて歩くことに

集中できることです。

 

ドキドキして萎縮してしまっては

今後の仕事が減るばかりですよ。

 

日頃のウォーキングの練習はもちろん、
困った時に「頼れる自分の何か」を見つけてください。

私が推奨している「頼れる何か」とは

〜自分の一番弱い筋肉に意識を向け
「そこが機能しているから、私の身体は今、安定している!」
だから大丈夫〜
など

中心がしっかりしている人こそ
(トレーニングをしている人こそ)
ゆったりとしたエレガントなウォーキングをしています。

 

ナチュラクシス ランウェイウォーキングでは
パーソナルセッションでお一人お一人の身体を
筋骨格系機能解剖から分析
より良く木目の細かいトレーニングを提供しています。
「お悩み」はダイレクトにその日のセッションに組み込みますので、
解決は早いです。

 

皆さんが世界で活躍してくださることが私の喜びです。
一人でも多くの方とお会いできますように。

スワエリー

 

 

 

 

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